MuseScore 4(MuseScore Studio)とは?v3との違いと新機能を解説【2026年最新版】

無料の楽譜作成ソフトとして世界中で使われているMuseScore。

「バージョン4に変えた方がいいの?」「MuseScore Studioって名前が変わったの?」「v3と何が違うの?」

そんな疑問をまとめて解説します。最新安定版はMuseScore Studio 4.6.5(2025年12月リリース)です。

※この記事は公式情報・リリースノート・コミュニティ情報をもとにまとめたものです。

MuseScore 4のまとめ

MuseScore 4(MuseScore Studio)でv3から何が変わったのか、順番に説明します。

1. 名前が「MuseScore Studio」に変わった

2024年5月リリースのv4.3.0から、正式名称が「MuseScore Studio」になりました。

ダウンロードページや起動画面では「MuseScore Studio」と表示されますが、ソフト自体は同じものです。「楽譜作成だけでなく、より総合的な音楽制作環境を目指す」という意図が名前に込められているようです。

この記事では引き続き「MuseScore 4」と呼んで進めます。

2. UIが全面リニューアル

見た目がガラッと変わりました。全体的にスッキリしてモダンなデザインになっています。

テーマはこの3種類から選べます。

  • ライト(明るい背景)
  • ダーク(暗い背景)
  • ハイコントラスト(見やすさ重視)

アクセントカラーも変更できるので、自分好みの見た目にカスタマイズできます。

また、新しく「レイアウトパネル」が追加されました。楽器の表示・非表示や並び替えを楽譜画面を見ながら操作できるので、パート譜を作る作業が楽になったという声があります。

3. 「インスペクター」が「プロパティパネル」に変わった

v3で使っていた「インスペクター」は「プロパティパネル」という名前に変わりました。

v3では要素の種類をひとつに絞って選択しないと設定が表示されませんでしたが、v4では複数の種類の要素を選択した状態でも設定が表示される仕様に変わっています。いちいち選択し直す手間が減ることが期待できます。

4. 再生機能が大幅に強化(v4最大の変化)

v4で最も大きく変わったのが再生まわりです。

  • Muse Sounds:新しい高品質音源ライブラリ(MuseHubから別途ダウンロード)
  • VST3プラグイン対応:外部の音源・エフェクトプラグインが使えるように
  • 新しいミキサー:音量・パンニング・エフェクトをパートごとに調整できる

Muse Soundsを導入すると再生音の品質が向上するとされており、特にオーケストラ系の音源で効果が大きいと公式・コミュニティの両方で言及されています。

なお、v3で使っていた「シンセサイザーパネル」はv4で廃止されています。SFZファイルの音源を使っていた方は、無料のVSTサンプラー(SfizzまたはSforzandoなど)への移行が必要です。

5. 譜面の見た目(浄書)が改善

音符の間隔・スラー・タイ・連桁の自動配置ロジックが全面的に見直されています。より出版グレードに近い譜面を目指した改善とのことです。

ただし注意点があります。v3で作ったスコアをv4で開くとレイアウトが変わることがあります。大切なファイルは必ずv3側でバックアップ(コピー保存)してからv4で開くようにしましょう。

v4.6(最新版)で追加された機能

2025年秋リリースのv4.6では以下の機能が追加・強化されました。

  • ユーフォニアム音源が追加(Muse Sounds)
  • ハンドベル音源&専用パレット追加(リフト、ダンプ、プラック、スウィングなどの奏法をスコア上で表現可能に)
  • 空の五線を非表示にできるレイアウト機能(楽器ごとに非表示ルールを設定できる)
  • 選択フィルターの拡張(和音の特定の音だけ選択・コピーできる)
  • Alt(Option)+クリックで範囲貼り付け(拍位置を保持してコピーできる)
  • 小節番号・リハーサルマークの配置自由度が向上

v3から移行するときに注意すること

注意① v3のスコアはバックアップ必須

浄書エンジンが変わっているため、v3で作成したスコアをv4で開くとスラーやビームの位置・ページレイアウトが変わることがあります。

v3側で必ずコピー保存してからv4で開くことをおすすめします。

注意② 複数スコアをタブで並べて開けない

v3では複数のスコアをタブで並べて開けましたが、v4では別ウィンドウ(別起動)になります。複数ファイルを見比べながら作業することが多い方は、この点が不便に感じるかもしれません。

注意③ Muse Soundsは別途ダウンロードが必要

高品質音源のMuse SoundsはMuseScore本体には含まれていません。「MuseHub」というランチャーソフトを経由してダウンロードします。容量もそれなりにあるので、ストレージに余裕を持たせておきましょう。

こんな方はv3のままでもいいかも

以下のような使い方の方は、v3のままの方がストレスが少ない可能性があります。

  • 複数のスコアをタブで並べて作業することが多い
  • SFZファイルの音源を長年使っていてこだわりがある
  • ミキサーのサブチャンネルを細かく使い分けていた
  • 古いPCのためv4では動作が重くなる可能性がある

ただし、v3は今後のアップデートが予定されていません。長く使い続けるならv4への移行は早めに検討しておくのがよさそうです。

まとめ

MuseScore 4(MuseScore Studio)の変更点をまとめるとこんな感じです。

  • 名称が「MuseScore Studio」に変更(v4.3以降)
  • UIが全面リニューアル。ダーク/ライト/ハイコントラストのテーマ選択が可能に
  • 再生エンジンが大幅強化。Muse Sounds・VST3対応・新ミキサー搭載
  • インスペクター→プロパティパネルに変更、操作性が改善
  • 浄書(譜面の見た目)がより美しくなった
  • v3スコアはレイアウトが変わる可能性があるのでバックアップ必須

無料でここまでの機能を持つ楽譜作成ソフトはなかなかありません。v3をまだ使っている方は、ぜひ一度試してみてください!

▶ MuseScore Studio(無料)公式ダウンロードはこちら:https://musescore.org/ja

※ 本記事の情報は2026年3月時点のものです。ソフトウェアの仕様は随時変更されることがあります。

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