Finale(フィナーレ)終了後の乗り換え先まとめ【Dorico・MuseScore・Sibelius比較】

2024年8月26日、楽譜作成ソフト「Finale(フィナーレ)」の開発・販売終了がMakeMusic社から突然発表されました。35年にわたって音楽業界の標準として使われてきたソフトが終了するとあって、多くのユーザーに衝撃が走りました。

「次は何を使えばいいの?」という方向けに、主な乗り換え先をまとめます。

※本記事の情報は2026年3月時点のものです。各ソフトの価格・仕様は変更される場合があります。

Finaleはいつまで使える?

まず現状の整理です。

  • すでにインストール・認証済みのPCでは引き続き動作します(OSを変更しなければ)
  • 2025年8月以降:新しいデバイスでの認証・再認証が不可に、サポートも終了
  • 新規購入・アップデートはすでに停止済み

つまり「今使っているPCが壊れたり、OSをアップデートしたりすると使えなくなる」タイミングが必ず来ます。早めに乗り換え先を決めておくのがよさそうです。

乗り換え先の選択肢

① Dorico(ドリコ)―MakeMusic社の公式推奨

Finaleのサービス終了に際し、MakeMusic社が乗り換え先として推奨しているのがDoricoです。ヤマハの子会社であるSteinberg(スタインバーグ)が開発しています。

Finaleユーザー向けのクロスグレード優待価格が設定されており、通常579ドルのところ特別価格149ドルで購入できる案内が出されていました(最新情報はSteinberg公式でご確認ください)。

  • 自動配置機能が優秀で、楽譜の見た目が整いやすい
  • 音楽理論に基づいた高度な機能を備えている
  • 操作に慣れるまで少し時間がかかる可能性がある
  • 無料版「Dorico SE」あり(機能制限あり)

② MuseScore Studio(ミューズスコア)―完全無料

完全無料で使える楽譜作成ソフトとして世界中で使われているのがMuseScore Studioです。Finaleの開発終了発表後、MuseScoreチームもFinaleユーザーの受け入れに向けた対応を進めているとされています。

  • 完全無料で機能制限なし
  • Windows・Mac・Linux対応
  • Finaleのファイルは直接開けないが、MusicXML経由でデータ移行が可能
  • コミュニティが活発で情報が多い
  • プロ向けの細かい浄書には限界がある場合も

コストをかけたくない方にはまず試す価値があります。当サイトでもMuseScoreの記事を多数掲載していますのでご参考に。

③ Sibelius(シベリウス)―プロ現場でも定番

AVIDが開発するSibeliusは、映画・ゲーム・放送などのプロ現場でも使われている老舗ソフトです。

  • Pro Toolsとの相性が良く、レコーディング現場での使用実績が豊富
  • サブスク型(月額・年額)が中心
  • 無料版「Sibelius First」あり(機能制限あり)
  • 操作感はFinaleに比較的近いと言われることが多い

Finaleからデータを移行する方法

Finaleで作ったデータを他のソフトに移行する場合は「MusicXML」という共通形式でエクスポートするのが基本です。

  1. Finaleで「ファイル」→「エクスポート」→「MusicXML」を選択して保存
  2. 移行先ソフトでそのMusicXMLファイルを読み込む

ただし、完全に再現されるわけではありません。スラーの位置やレイアウトの細かい部分は手直しが必要になることがあります。MusicXMLと合わせてPDFでも保存しておくと、見た目の確認に役立ちます。

どれを選べばいい?

  • コストをかけたくない → MuseScore Studio(無料)
  • Finaleに近い操作感を求める・プロ向け → Sibelius
  • 公式推奨で安心感がほしい・自動整形を活かしたい → Dorico

どのソフトにも無料版・試用版が用意されているので、まずは試してみるのがよさそうです。

まとめ

  • Finaleは2025年8月以降、新規認証・サポートが終了
  • MakeMusic社の公式推奨乗り換え先はDorico
  • 無料で済ませたい場合はMuseScore Studio
  • プロ現場ではSibeliusも有力な選択肢
  • データ移行はMusicXML経由で行うが、完全再現はされないので手直しが必要

※本記事の情報は2026年3月時点のものです。各ソフトの価格・機能は変更される場合があります。

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