楽譜作成ソフトのおすすめといえばコレ!! |それぞれのソフトを比較

たくさんある楽譜作成ソフトについてまとめました。 

昔は手書きが当たり前だった楽譜も、最近ではパソコンで楽譜を作る方がかなり増えました。

そのためパソコンで楽譜を書く人のニーズに合わせて、たくさんの「楽譜作成ソフト」が今はあります。

今回はたくさんの「楽譜作成ソフト」から、特におすすめのソフトを紹介したいと思います。


「Finale」有料版ならコチラ。 どんな楽譜も作ることができます。

  • このソフトをもっていれば出版されているような楽譜も作れる
  • 日本でのシェア率が一番高いのでファイルを共有する際にとても便利

有料版で楽譜作成ソフトといえば「Finale」が間違いなく一番有名でしょう。
オーケストラのような大編成の楽譜や、ちょっと変わったリズム楽器の楽譜など、「Finale」を使えば世に出ている楽譜で作れないものはない。と言っていいくらいです。

実際にプロの方が使用しているソフトで、出版されている楽譜も大半が「Finale」で作られています。お互いのソフトが「Finale」だと楽譜編集データでやりとりすることができるので大変便利です。そういった意味でも「Finale」が一番おすすめです。

特筆すべきことはやはりその多機能さでしょう。楽譜を作る上でできないことはないと言っても過言ではありません。その多機能さゆえに慣れるまでは少し使いづらく感じるかもしれませんが、慣れてくるとmidiキーボードやショートカットキーを使って素早く楽譜を作ることができます。

価格は6万前後となかなかしますが、もし有料版でソフトをお探しであれば「Finale」なら間違いないです。

公式サイトから。Finale価格表
学生の場合アカデミック版がありますので安く購入することができます。


「Musescore」|無料で使いたい方ならこれでオッケー!

  • 無料で制限なしで使用できる
  • 大編成の楽譜を書くことができる
  • オープンソースで楽譜を共有できる

有料版がなく無料で全ての機能を使うことができます。
また、Windows、Mac、Linuxどれでも使用することができます。

無料と有料版で書けるパート数に制限があるソフトが多いですが、Musescoreではオーケストラのような編成も、書くことができます。

また、Musescoreのサイトではユーザーの人たちが無料で楽譜をアップロードしていて、それをダウンロードし編集することができます。もちろん、自分が作成した譜面を世界のみなさんに共有することもできます。

使い勝手はFinaleや他の楽譜作成ソフトとそんなに変わりないですが、もちろん有料のものほど完璧なレイアウトの楽譜を作ることはできません。

ですが、自分やバンドで使う楽譜を作る分にはほぼ問題なく使うことができます。出版譜なみの楽譜を作りたい、というわけでなければ「Musescore」がかなりオススメです。


その他有名な楽譜作成ソフト

「Finale」、「Musescore」と2つのソフトをご紹介しましたが、その他にも楽譜作成ソフトはたくさんあります。

もちろんソフトによって良いところが違いますので、自分にあったソフトを見つけていただくためにもいくつか有名なソフトをご紹介したいと思います。

  • 「Finale」の無料版
  • 色々な制限はあるが、市販のような綺麗な楽譜を書くことができる
  • Windowsのみ使用可能。Macでは不可

市販用の譜面、世界で一番のシェア率をほこるFinale(フィナーレ)の無料版です。使い勝手はFinaleの有料版と同じなので購入を検討されている方はまずはコチラを使ってみても良いかと思います。使用に制限はありますが綺麗な楽譜を作成できます。

ただ、上にも書きましたのでMacでは使用することができないので要注意です。

  • 世界的に有名な楽譜作成ソフトで多機能さでは「Finale」と変わらない
  • 使いやすさで「Finale」ではなく「Sibelius」を選ぶ方も多い
  • 「Finale」にはない月額サブスクリプションがある(月額1183円 (税別))
  • DAWソフト「Pro Tools」を制作しているAvid社がだしているので、DAWソフトとの親和性が高い

プロが仕事として楽譜を作成するソフトといえば「Finale」かこちら「Sibelius」がほとんどです。

「Finale」は多機能すぎるがゆえに感覚的に使いづらい。という声が多いのですが、その悩みが解決されるように開発されています。
そのためか使いやすさで「Sibelius」を好んで使用している方も多いようです。

また今では多くなってきましたが月額サブスクリプション方式があるのも特徴的です。1ヶ月まずは使ってみてどんな感じか確かめるのもよいでしょう。

そして「Pro Tools」というDAWソフトを開発している会社がだしているので、プレイバック再生する際の音のクオリティが高く、音色も幅広いです。

そのせいか「Finale」よりも割高ですが、使いやすさや音質「Sibelius」を使うのも良いでしょう。

  • カワイがだしている楽譜作成ソフト
  • スマホで撮影した楽譜の写真から読み取ることができる楽譜認識機能がある
  • 月額サブスクリプション、年間サブスクリプションがある

日本が誇る音楽会社カワイがだしている「スコアメーカー」というソフトです。

日本がだしている楽譜作成ソフトはほぼなく、こちらが一番有名でしょう。
特筆すべきものはやはり楽譜認識機能です。おそらくこの機能がついている楽譜作成ソフトは「スコアメーカー」だけではないでしょうか。

こちらの公式がだしている動画で、スマホで撮った楽譜をスコアメーカーに読みこむところが見れます。

もちろん全て完璧に読み取る、というところまではいかないようですが上の動画の通り年々かなり読み込み機能がよくなっているようです。

 「Crescendo」

  • オーストラリア・キャンベラのソフトウェア開発企業がだしている楽譜作成ソフト
  • 7599円と他のソフトより安価で購入できる

有料版とはいえ他のものより安価で利用できる楽譜作成ソフトです。サブスクリプション方式でも利用できますし、月額599円ですので手軽に利用できます。

Finaleほどの多機能さはないようですが、申し分なく楽譜が作成できます。
値段的にはかなり手頃ですので、Musescoreなどの無料のソフトを使ってみて、少しだけ物足りなく感じた方にはちょうど良いかもしれません。

制限付きで無料版を利用することもできますので、気になった方は是非使ってみましょう。

 「Notion」

  • DAWソフトで有名な「Studio One」を制作している会社がだしている楽譜作成ソフト
  • 楽譜のプレイバック再生の音質のレベルが高い
  • 楽譜をiPadやiPhoneで編集が可能
  • 「Studio One」との連携がかなり協力

DAWソフトを作っている会社がだしているのでかなり使用感は特殊です。使ってる漢字はDAWソフトに近いのに加えて、手書き認識機能や、iPadやiPhoneに専用のアプリを入れることでどこでも編集することができます。

他のソフトと比べて特別な機能がたくさんあり、新しいシステムをどんどん取り入れていくような姿勢があるので、今後もっと伸びていくのではないかと思っているソフトです。 とても期待大なソフトですので目が離せません。

 「Dorico」

  • MIDIシーケンスソフトやDAWソフト「Cubase」で有名なSteinbergが開発しているソフト
  • 出版譜なみのクオリティで作成できる
  • DAWソフトに強い開発会社なので、多機能なプレイバック再生がある

楽譜作成ソフトとして充分な機能があるソフトです。それに加えDAWソフトのような強弱の細かい再現ができるなど、再生機能が他のソフトに比べ豊富なソフトです。

強弱記号の調整画面(画像は公式サイトから)

上の画面のようなスタイリッシュな雰囲気があるのも特徴的です。

こちらも体験版がありますので、気になりましたら是非利用してみてください。

 「Flat」

  • 楽譜共有・オンライン共同編集ができる楽譜ソフト
  • 無料で基本的に使用できる

Googleスプレッドシートや、Googleドキュメントのように、オンライン上で譜面の作成、編集ができ、ログインすればどこからでも誰でもすぐに譜面の編集ができるサービスとなっています。

最大の特徴はソフトをパソコンにダウンロードする必要がないところで、かなり利用しやすくなっています。

もともとは海外の会社のサービスだったので、以前は日本語になっていないところが多々ありましたが、今はほとんど日本語翻訳されていて使い易くなっています。

こちらの正式な有料版は月額サブスクリプション方式月額799円と手頃な価格です。                    

気になりました方は、「Flat」のはじめ方の記事も是非読んでみてください。

楽譜共有・オンライン共同編集ができる楽譜ソフト「Flat」について 【Flat】無料版でできること、できないこと

まとめ

今回は楽譜作成ソフトについてご紹介しました。

がっつりしっかり書きたい方には「Finale」
無料の範囲で綺麗な楽譜が書きたい方には「Musescore」
がオススメです。

ですが、どのソフトにも他にはない特徴的な機能があり、体験版はどのソフトも出しているので、気になったソフトがありましたら是非一度使ってみることをすすめます。

しちまる

最後までお読みいただきありがとうございました!

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