【関ジャム 完全燃SHOW】5月16日放送内容!見逃した方へのまるっと分かりやすいまとめ!MISIA「Everything」&キリンジ「エイリアンズ」の何が凄いのか論争に決着! 超有名作編曲家、冨田ラボ、岩崎太整が解説!!

毎週日曜日のよる11時からテレビ朝日で放送している「関ジャム 完全燃SHOW」
音楽をかなり分かりやすく深掘りして解説してくれるとして大人気の番組です。

今回はその「関ジャム 完全燃SHOW」の5月16日の回を見逃してしまった方や、さっくりと概要だけでも知りたい方のために、分かりやすくまとめてみました!

今回の内容は、MISIA「Everything」&キリンジ「エイリアンズ」の何が凄いのか論争に決着!
超有名作編曲家、冨田ラボ、岩崎太整が解説!!

5月16日放送の関ジャム完全燃SHOWでは主にMISIA「Everything」&キリンジ「エイリアンズ」の何が凄いのかについての解説でした。出演者は下記になります。

【出演者】
関ジャニ∞
【支配人】
古田新太

【アーティストゲスト】
冨田ラボ(冨田恵一)、岩崎太整
【トークゲスト】
高橋茂雄(サバンナ)、宮澤エマ、神宮寺勇太(King & Prince)

主に解説する曲「Everything」(MISIA)、「エイリアンズ」(キリンジ)の2曲について

今回主に解説してくださった曲はみんな大好き

「Everything」 MISIA



「エイリアンズ」 キリンジ

の2曲です。

たくさんのアーティストに絶賛されている曲で
プロが選ぶ2000年以降の最強名曲ベスト30曲
3位 Everything(’00)
16位 エイリアンズ
(’00)

と選ばれるほどです。
面白いことに2曲とも2000年にリリースされた曲です。

1.「Everything」(MISIA) の解説

番組では「Everything」のすごいところの解説、冨田さんがどのように編曲したかについて語られていました。

1-1. 難曲だが、それを感じさせないほど自然な流れの曲

Everythingのココがすごい!として、まず言われていたのが

「結婚式で弾いてと言われてもとてもじゃないが弾けない難曲だが、それを感じさせないほど自然」

といった点です。アーティストゲストの岩崎太整さんいわく

一聴すると単純に名バラードと思われるかもしれませんが、実はメロディーの裏でスゴく複雑なコード進行が展開。それでいて曲としては難しく聴こえません。シンプルで美しい旋律にオートクチュールの様な綿密で素晴らしいアレンジが施されている、まるでシンデレラの様な曲。

とおっしゃっていました。
その後、岩崎さんの考えた「一般的なコード進行」と実際にEverythingで流れている「複雑なコード進行」
を番組では行っていました。こちらについて詳しくみたい方は見逃し配信を、と言いたいところですが今のところ関ジャムの見逃し配信を行っていないようなので、需要などありましたら自分がコードだけでもこのサイトに載せますので、気長にお待ちください!笑

1-2. Everythingの編曲者「冨田ラボ」さんの解説、そして実際に行った編曲方法

Everythingは

作詞・作曲がMISIA、松本俊明
編曲が冨田ラボ

です。次のコメントが冨田ラボさんが番組で語っていたことです。

・編曲の段階で大分様子は変えた
・いつも編曲の時は歌のメロディーを抜き出し1からコードをつけ直す(ストーリーを考えるように)
・複雑にしたくてしたのではなく、ストーリーを構築したらこうなった
・長い曲(約7分)だったから飽きさせない為のストーリー作りをした

上記のことを重要視してEverythingはできあがったようです。

2-3. 編曲で大事なポイント(深掘りポイントなので、詳しく知りたい方以外は飛ばしてOK)

冨田ラボさんが特にこだわった2つのアレンジポイントは次の2つだそうです。

  • 解決を先送りにするコード
  • 難しく感じさせない「縦の響きと横の動き」

解決を先送りにするコード】とは
落ち着いたコードをトニック、不安定なコードをドミナントとして説明しておりました。
本来はトニックに戻るであろうタイミングでわざとトニックに戻らず「解決を先送りにする」というようなことを行うことで音楽の背景が変わる時間配分を調整しEverythingのような長めの曲(約7分)でも、ストーリー感をだし、飽きないようにアレンジしたそうです。

難しく感じさせない「縦の響きと横の動き」】とは
縦の響きとはコードの構成音の積み重ね、そして横の動きとは複数のメロディアスな旋律があること
とおっしゃっていました。こういった複数のメロディアスな旋律があることで横の動きがなめらかになり、曲が難しく感じないのだろう、と冨田ラボさんは述べていました。

2.「エイリアンズ」キリンジの解説

「エイリアンズ」の凄いところも岩崎さん、そしてこちらの曲も編曲者である冨田ラボさんが分かりやすくコメントしてくださっていました。

2-1.全裸監督の作曲者でもある岩崎太整が語る「エイリアンズ」のポイント

まず岩崎太整さんは「エイリアンズ」についてこうコメントされていました。

旋律と日本語の圧倒的な妙。世界に誇るべき曲。
洗練されたコード進行、歌詞、アレンジ、全てが完成され、非の打ち所がありません。

そしてこの曲の大きなポイント2つとして
・日本語のアクセントとメロディーが連動しているため、歌詞が響く
・おそらくギターで作曲された曲(コードの動きから)

とおっしゃっていました。

2-2.「エイリアンズ」の編曲者の1人でもある冨田ラボさんのコメント

「エイリアンズ」の編曲者はキリンジの堀込泰行さんと冨田ラボさんです。
冨田ラボさんいわく

・この曲は編曲の際にコードをあまり変えなかった(Everythingとは違って)

・コンセプトは反マチュア

・あえて成熟させないプロデュースをした

とおっしゃっていました。上記でも書いたように
洗練させすぎないアレンジをすることで日本語の良さや美しい旋律が際立った作品
になったようです。

その他、番組で解説していたこと

上記の2曲の解説ののち、番組では
最近の音楽でより重要になってきた「音質」について
・日本の曲と海外の曲の「音質」の違い
について熱く語っていました。

最近の日本の曲の傾向としてラブライブの「Music S.T.A.R.T!!」

海外の曲の傾向としてUsherの「Climax」

こちらの2曲を比較して音質の差を比べていました。海外の曲の方が

奥行き大、音数小で立体感がある

と岩崎さんが特に強く述べていました。今後はこういった曲が伸びていくと思って全裸監督の曲「MY WISH」を作曲されたそうです。

今回は主に大人気曲「Everything」「エイリアンズ」の解説、そして音質についてでした

2021年5月16日放送の関ジャム 完全燃SHOW|テレビ朝日 について簡単ではありますがまとめました。

今回も有名な作曲家の岩崎太整さん、そして2曲の編曲者でもある冨田ラボさん直々の解説ということでかなり見応えのある内容でした。後半の音質についてなども大変興味深かったです。改めてこの番組は今後も目が離せないと感じました!

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